可愛くない、泣き方。
10/29(Mon) 16:41|未分類comment(0)trackback(0)edit
「重い、足痺れたからどいて」

お、おう。。。
おかしいな、いつもなら「痛い痛い、痺れたぁ」
って可愛く言いながら頭持ち上げるのに。

それより何より、DBZを3時間ぶっ通して観てたとは言え、私頭痛がするのよ?
もっと労ってくれたっていいじゃないのさ。


ムクれた顔して、折り畳まれた布団に突っ伏す。
すると後ろからジョー。
「カール食べるけど?」

ふん、何さ。
私がカール如きで釣られると思って?

「ケチャップ付けて、エビチリ味にして!」
淡い抵抗。
ちょっとくらい、私を気遣ってくれたって宜しくなくって?
が、ふーんと言われただけで、何かしてくれる様子はない。
プンとそのまま突っ伏していると、バリバリとカールを食べる音が。。。

おかしい。

可笑しい。


何が可笑しいって、ジョーが。
いつもなら、いつもならよ?
カールにケチャップをまぶすくらい、ちょちょいのちょいとして、レンジでチンまでしてくれるのに。
なのに何もしないばかりか、「紫乃ちゃん、あーん」とさえも言ってくれない。


何これ?
イジメ?




腹立たしく思うも、カールは食べたい。
仕方なく、自分でケチャプを付けてチンをする。
ふん、特にエビチリ味でもないわ!

心の中で悪態をついていたら、ジョーも思ったのか
「別にエビチリの味じゃない」ですって。
クソ、思っても言わなかったのに、、、チンまでしたのに!!

キーーーーとハンカチを加えて、無視。
スーパーサイヤ人よろしく、オーラをトゲトゲ出しまくる。
「オラは怒ったぞ、ジョーーーー!!!」



もう知らん。
何に腹を立ててるのか知らんけど、そっちがその気なら、こっちもこうじゃ。

ゴゴゴゴゴゴ。。
石仮面、紫乃の誕生である。(怒ったら無表情)



しばらく石仮面でいると、ジョーが動き始めた。
ドスンと私の背中に乗っかり、抱きついてくる。
「どしたん?」

はっ、さすがのジョータローさまも、この石仮面には恐れをなしていると見える。
「今日、冷たいんだもん」仏頂面で答える。
「うん、ごめん。自分でもイライラしてるのわかる。」

私が何かしてイライラしていたなら私に当たるのは問題ないが、別に何もしていないのに私に当たったのだ。
わけわからん。

うん、うん。と返事だけ返してジョーの胸の中に埋もれる。
どうやら理由は自分でもわからないらしいが、イライラしていたらしい。
しかし、私の知るところではない。
この罪は大きいぜ、と心の中で復讐を誓っていると勝手に許されたと思ったのだろう。
いつものテンションで「好き〜、大好き〜〜」とジョーのやつがホザキ始めた。
ふんだ、そんなことでホダされる石仮面様ではないわ!

「知らん。」

プイと、そっぽを向く。と、ジョー。
「ふん、紫乃ちゃんなんか、嫌いや。」





、、、ポロ。




いつもの冗談、毎日のやりとり。
今回もジョーの冗談、わかってた、わかってるのに、、、


頬を涙が落ちていった。。


悲しくなんかなかった。
別に悔しかった訳でもなんでもなかったのに。


ただ、ジョーの一言をキッカケに、涙がポロポロと目からこぼれ落ちていく。


あ、私、、、泣いてる。
わけわからん。自分でそう思って涙を止めようとしてみたけど、止まりそうにない。
涙腺が馬鹿になった私を見られるのが嫌で、ジョーの胸の中にさらに埋もれた。

とにかく、意味もなく泣いている顔なんて見せられないよ。
きっと誤解される。
ギュっと強く肩を抱き、顔を隠す。



止まれ止まれ、止まれ!!




願いも虚しく。
逆に私の行動を不審に思ったジョーは、嫌がる私を無理矢理剥がす。
「なんで泣いてるん?」
、、、わかるわけない。

例えHIVの治療法がわかったとしても
HumanのDNAの全容が明らかになったとしても、私が涙を流している理由なんてわかるわけがない。
だって、私にもわからないもの。


そのまま「うわーん」とは泣かず、
「明日雨が降るから、自律神経が、、、、」と誤摩化す。
可愛くない。

全く可愛くない。
ダメだこりゃ。



熱と頭痛のせいで、頭のねじも涙腺のねじも緩んでしまった私は、ほとんど何も答えず、ジョーの横で目をつぶっていた。
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