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10/07(Tue) 00:53|
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ストーカー事件3
神経がいきり立つ。
布団が擦れる音でも気になって、薄目を開ける。
顔面神経痛(?)は直らずじまいで瞼はピクピクと動きっぱなしだ。
ようやく眠れたと思ったのに、朝が早いジョーに釣られて起き上がる。
「行ってくるから。」申し訳なさそうに家を出るジョー。
申し訳ないのはこちらの方だ。
隣の住民に怒っていたとは言え、恋人と過ごすはずの楽しい時間を怒りに任せてブツブツやっていたのだから。
これじゃ女も廃るというもの。
とは思うものの、眠気とけだるさでどうも起き上がるのを体が拒否する。
はぁ。。。
とにかくこのことを誰かに話して解決策でも頂戴しようと、
かける電話の先は、大親友メグ。
この際、恥も外聞も捨てて、
とにかくジョーにも言えなかった心のうちを打ち明けた。
結果。
どうしようもなくなったときの神頼み。
ここは日本。
何が一番力があるって、金でもなく権力でもなく、法律の力。
私はある組織に力を借りることにした。
警察に
この年でお世話になりに行くことがあるなんてね。
ちょっとN氏がかわいそうな気もするけど、
「行く、私行ってくるわ!」と自分を奮い立たせ、初めての出頭(?)へ。
迎えてくれたのは、中年のおじさんと若いお兄さん2人。
奥の部屋で、まるで私が悪いことしたみたいに取り囲まれる。
うう、そんな人数使わなくても。
さっそくおじさんがノートでメモをしながら、話を始めた。
前略。
「いつくらいからですか。」
「私が皆に言いふらされてるって教えてもらったのが今年の6月あたりです。4月くらいからプライベートなことを言われてたみたいです。」
「プライベートって、どんなふうに?」
「いや、どんな風って言っても。。。」
「帰ってきた時間だとか、あなたが何時くらいにどうこうしたって。」
「あ、それは、洗濯機が朝からうるさいとか、9時に掃除機かけてたとか、何時に出かけたとか言われるのはよくありました。」
「んー。性を感じるね。」
性って!
せめてセクハラとかストーカーとか単語使って!
性を感じるって何?
心の中で爆笑しながら、1時間にも及ぶ事情聴取は終わった。
警察なんて頼りにならないなんていう人がいるけど、
私は頼ってもいいんじゃないかと思った。
だって、話すことでストレス発散にもなったし、これより何かあったら(ある前のがいいけど)一応動いてくれるみたいだし。
とりあえず、安心。
ゆっくり今夜は眠りにつけそうです。
おやすみなさい。
ストーカー事件2
限界を超えた、スーパー紫乃。
Macから眩い光を放ちながら、一心不乱にマウスを転がす。
一体夜中に電気も付けずに何をしているかと言うと、
<非通知>をこちら(掛けられた側)から特定できるかを調べているのです。
んが、探せど探せど、
●非通知では、着信履歴を見ても非通知と書かれているだけで番号を特定は出来ない。
●携帯会社は非通知の番号は本当はわかるが、個人情報時保護法により、個人に教えることは出来ない(警察は礼状があれば可能)。
●発進履歴は個人とその個人の身分証明書がないと提示することができない。
バカか!!
非通知設定なんてあるから、イタズラ電話が未だに蔓延してるんだろうが!
個人情報時保護法って、こっち(被害者)の人権も考えて作らんかい!!
こっちの身にもならんかいや、KAIYA!
もう、、、、さっぱりわからない。
***
結局、何の収穫もなくMacを閉じる。
はぁ。
!
つーん、つんつんつーん、つんつんつん、つーつーつーたたたん。
携帯を2台もってトイレへ駆け込み、急いで二つの携帯を並べ、設定画面へ進む。
非通知拒否をせずN氏のみを拒否した時、
N氏が非通知から掛けてきたらどうなるんだろう??
電話番号は拒否なんだから、
非通知使おうが普通に掛けてこようが、着信拒否してるんだから拒否できるんじゃない?
しかもN氏自体を着信拒否してるから<非通知>で掛けてきて拒否できたら、非通知だけど私は犯人がN氏か、そうでないかわかるんじゃないだろうか。(非通知はちゃくしんできるようにしておく)
ガリレオのようにスラスラ数式は書けないが、コンピュータ並みの速度で回転する頭。
ニューロン総活性だ!
さっそく自分の携帯を2台使って試してみる。
Aの携帯をBの携帯で着信拒否。
Bの携帯を非通知拒否解除。
AからBに普通に電話をする。
ツー、ツー、ツー…よし、Aは着信拒否できた。
次はAからBに184設定(非通知設定)で電話。
プルルルルルル、プルルルルル…
失敗だ。
どうやら非通知にすると、元の番号を着信拒否していても電話はかかるし特定も出来ない。
もう、もう。
元々の携帯着信拒否してるのに非通知にしたら掛けれるとか、
その人物を着信拒否してる意味ないやん!!
もう少し考えてよね、携帯電話会社さ、ん。。。
ガリレオが聞いて飽きれる。
グッタリとトイレでうなだれていると、用を足しにきたジョー。
「もう気は済んだ?」と頭をなでながら聞いてくる。
そして「もう忘れな? いいじゃん放っておけば。」と付け加えた。
気が済む?
忘れる?
出来るわけない、できるはずがない。
この7ヶ月間、苦しめられてきたのよ。
私はあんたと違って、昔の恋人との『夜の声』のことを聞いて、尚付き合えるような寛大な心は持ち合わせちゃいない!
あんたと違って、ここを出て家に帰ったら安心して大きな声を出したり、生活音を出したりできない。
あんたと違って、異性に毎日生活をチェックされ、それを他の異性に言われて黙って指をくわえてなんていられない。
私は、ただ家で普通に生活して、
ただ家で友達やジョーと楽しく過ごして、
誰にも監視されず、自由にのびのびと暮らしていたいだけなのよ。
それを止める権利なんてジョーにだって、N氏にだって1ミリもないはず。
それを邪魔され続けて、それでもまだ我慢してろって言うの?
お門違いにもほどがあるわ!
言いたいことはいっぱいあった。
言って言って、畳み掛けてやりたかった。
けど、ジョーを責めることなんて筋違いもいいところだ。
ぐっと握りこぶしを握って、一緒に布団に潜る。
時計を見れば4時過ぎ。
けれど悔しさと恨めしさで、神経尖って、口も尖って眠れない。
顔面神経痛のように、ピクピクと目蓋が痙攣して目も潰れない。
目を開け、涙を布団に落とし、天井を仰ぎながらただただ、眠れぬ夜は更けていった。
ストーカー事件
眠い。
とてつもなく眠い。
眠りについたのは、今日の午前6時。
新聞配達のバイクの音と曇り空を眺めながら、気を失うように寝た。
ことの起こりは、深夜2時前。
いつもの如く(?)、ジョーと私は愛を確かめ合っていた。
当然隣(家におちおち居られない理由より)に気を配り、ベッドの軋む音と声を最小限にして。
結局ジョーは隣を気にするあまり、男として最大の快感を味わえず、ちょっと無暮れ顔で電気を消した。
ピカ、ピカ。
青い光が点滅する、電話だ。
こんな夜中に電話なんて、まさかおばあちゃん?それともおじいちゃん?
怪訝な顔をしながら、急いで携帯を開ける。
<非通知>
N氏か!!(隣の住人の彼氏。紫乃、ジョーと同じ研究室)
女の勘というが早いか、それとも今までの恨みからか、すぐにN氏だと直感した私。
すぐさまうつ伏せになり、ベッドを激しく軋ませる。
「また始まった。」
N氏の声が、壁を伝って小さく聞こえた。
やっぱり、お前か!?
何がやっぱりなのか、でも私の中では確信に近いものを感じたのだ。
最近、softbankの非通知が多いのも、今回の非通知もN氏だ。
なんたって、au,softbankの携帯両方を知る物は、ジョーを置いてコヤツだけなのだから。
ぶつん
今まで数々のことをされてきた。
皆にプライベートを流されたり、夜の性事情を言われたり。
毎日2〜3回、コンコンやドカーンと何もしていないのに壁を殴られたりした。
ことある度に、皆に弁解と本人への説得を続けてきた私。
なのに状況は悪くなる一方。
そして今回の非通知…
限界です。
温厚な私もさすがに、臨界点突破です。
nanoがほしい
ディ●ニーのミッ●ーって、横からのシルエット見ると男のアレになっるらしい。
ミッ●ーが爆発的に女の子から指示されてるのって、性の潜在意識を刺激してるからなんだそう。
へぇ〜。
ってことは「かわいい」とか抱きついて喜んでる女の子って、男のミッ●ーを…ぷぷ。
と、朝から本屋一体型のTHUTAYAにてジョーと立ち読み。(買え
30分ほど本を閲覧した後、
付き合う前、一緒に見に行った『300』もこっそり忍ばせる。
今日は二人でのんびり休日なの。
ついでに、クリスマスのプレゼントを二人で探り合う。
けどさ、何度も言うように私たちは忍ぶ恋。
それでなくても最近Mからの追従を逃れるので必死だって言うのに、ジョーからプレゼントなんて貰ったのがバレでもしたら。。。
ブル…
本当は光り物かバックが欲しいところだけど、そこは自粛。
ジルの化粧品一式かRMKのメイク道具か、はたまたアルビオンフルラインナップか。
どれにしてもなんだかなぁ。
せっかく“クリスマス”というイベントで貰える物だもの。
乙女心満開中の私としては、いつも身につけられるのがいいわけ。
何かないかしら?
フラフラ歩いて辿り着いたは、電気屋。
まさかあなた、こんなところで私のプレゼント探そうって言うわけじゃないでしょうね。
キッとジョーの横顔を睨んでやったら、見つめられたと勘違いした模様。
「ん〜」と口を尖らせ、kissの催促。
アホか。
でも優しい紫乃はちゃんと要望に答えてやる。
そんな私を空から見ていたのか、神様は電気屋で私の前に姿を現す。
「紫乃、これなら持ち歩けるし疑われない。何より欲しかったであろう?」
一体それは何?って、ipodよipod!!
***
数年前にMDを壊してしまって以来、音楽を持ち歩くことが出来なかった紫乃。
携帯ってなんだか音の質が悪い気がして、ダウンロードする気にもなれなかったし。
うん、これなら確かに持ち歩けるし、Mに疑われることもないだろう。
決めたとなれば早い紫乃。
ipodとほかのプレーヤーの違いを店員に聞き、色やデザインをこれでもか!とチェック。
うーん、やっぱipodかな。
でもなんだか色がねぇ…白、黒、緑、青って、わたしゃ若い女の子よ!
かっこよさより可愛さが欲しいのぉ。
プンプンビーム(こんな可愛くない、むしろギャリック砲)と、トイレから一向に戻ってこなジョーに矛先を向けつつ、諦めきらずに佇んでいると。
「きゃわいい。」「チワワ。」(←チワワかは不明)
と耳物で囁く声が。
はっとして後ろを向くと、20代前半の日本人だか中国人だかわかんないmenが、
私に流し目を配りながら歩いて行くではないか。
o,OH?
こんなときメグがいれば私でなく、絶対メグがナンパされてたはず(メグはアジア系のmenに絶大な人気を誇る)。
ボーと流し目を受け流して(?)いると、ようやくトイレから見参☆マイプリンス。
やっぱり私はソース顔(日本人顔と言いたい)のあんたがいい!
ふんと聞こえもしない鼻を鳴らし、ジョーの元へ翔る。
「あんたの為で絡まれたでしょうが。」
哀れジョー。
ただトイレに行っていただけなのに、自分のせいにさせられる。
そのまま勢いでipodが欲しいが、気に入った色がないことを告げる。
するとジョー、トイレに行って入らない物を排出してきただけはある、一緒にネットで調べようというではないか。
もちろん快諾。
す、る、と、、、あるじゃないのさ、素敵なREDな色が。
これぞ正しく私が欲しかった色だし。
はうん。
胸をトキメカして、未来のnanoに心躍らせる。
「ちょっと待って、これ限定品?」
しーらない。
聞こえなーーい、私、赤じゃなきゃいらなーーーい。
聞こえないふりして、パンを頬張った。
プレゼントは、サンタさんと同じ服の色のnanoがくるといいなぁ。
同棲願望
ぶるぶる。
昨日から妙に寒冷前線が頑張りだしたせいか、不機嫌気味な私の体。
ご主人様同様、カメもハリネズミも動きが鈍くなってきてるみたいだし。
…うちの家で唯一元気なのは“燃える・男ジョー”のみ。
得意の冬なだけあって、このクソ寒いのに未だに半袖&トラパンで夜をお過ごしになってるわ。
夕方、予定通り生理襲来。
2、3日前からの鈍痛に確信を覚えるとともに、まだ大学に残るジョーに電話。
今回はH中に、ゴム様が外れてしまうという事故があった後なので、不妊娠コールなのだ。
生理が今月も無事にきたことを伝えると、なんだか浮かない声のジョー先生。
…まさか。
妊娠して欲しかったなんて、言うんじゃないだろうな。
そういえば随分前、私がまだ就職先が決まっていなかった時のこと。
「決まらなかったら、ニートかな。」と親が聞いたら卒倒するようなことを話していたら、
「俺のとこにくればいい。」と真剣な目で言われたことがある。
あの時は「じゃあ」ってんで冗談で快諾してしまったが、相方はそう冗談ではなかったのかもしれない。
いつ決まるのかと、しつこく聞いてきてたし。
つい最近では、心理テストで恋人に言われて嬉しいことは?の質問で、
『いつか一緒に住もう』を選択するわ、
他の心理テストでの結果も『デキ婚度60% 潜在的に妊娠願望あり』なんてことになってたし。私の結果の『40% 彼が強引ならもしかして!?』を見て、「強引かぁ」と呟いてたな。
***
別にジョーと一緒に暮らすことは今に始まったわけじゃないし、苦でもない。
むしろ待っているくれる人の心地よさと一緒に寝る暖かさに、ノックアウト寸前の私。
かと言って『ずーーーーっと一緒!』
なんて言われると、ちょっと腰が引けてしまう。
ジョーのこと大好きだし、これからも仲良くやっていきたいと思うのに、どうして身構えてしまうんだろう?
きっとこれからも大好きで、相手も私のこと大好きで、それで一緒にいたいと思うのにね。
これって噂のマリッジブルー?
それとも私がわがままなだけ?
おいしいおいしいと、すき焼きを食べるジョー。
そらりゃそうだ。
あなたへの愛と罪悪感がスパイスだもの♪
***
8時頃、
「し。。。静かに!!」とTVを消して、私を黙らせるジョー。
隣の女(家におちおちいられない理由:9/30)が帰ってきたのかと、ビクついてすぐ黙る。
プーーッ
…このガキャア。
注目(だまらせて)させておいて、おならかよ。
がっかりだよ!
でもこんなジョーとなら、お互い気を抜いて(屁でなく)暮らしていけるかも。
引いていた腰が、ちょっとだけ。
ちょっとだけだけど、治った気がしないでもない。
エリコ様のモテ講座
最近バイトばっかり行ってる。
コンサートに行く代金と
クリスマスを盛大に過ごすために必要なお金だ。
1/4はジョーのために働いてるとはいえ、
ジョーを1人残して部屋を出て行く時の寂しさと言ったら。
残される方も寂しいんだろうけどさ。
そんな毎日を過ごしてる私なんだけど、
今日、バイト以上になかなかのモノを得てしてきたの。
バイトには姫子とエリコって友達がいるんだけど、
その子たちすっごくモテるの。
姫子は1年間で8人もの男たちから告白されるし(8人目と付き合わなければもっとすごい数字になってたはず)
エリコもモテてモテて困ってたみたい。
モッテッモテの彼女たちの秘密は!?と常に思ってたんだけど
久しぶりに、それを垣間見たの。
その秘密とは…
褒める。
もう、褒めるの。
褒めて褒めて褒め倒すのよ。
そりゃあ聞いてるこっちが「おかしいだろ?」って突っ込み入れたくなるくらい。
「今日は忙しかったよ、人多くてさ。」ときたら
「そんな人多かったの?よくがんばってるよね。」と褒める。
「ご飯一緒に食べにいこう」と言えば
「私もそう思ってた。以心伝心?すごい、Rくんすごい。」と感心する。
あーいえば、褒める。
こー言っても褒める。。。みたいなね。
そして貰うことも忘れない。
「で? その何%が私の取り分?」って可愛ゆく強請るしね。
こりゃ男だって、奢りたくもなるよね。
褒め上手な女は、男をノセル。
のせられた男はさらに褒められようと頑張る。
頑張ると褒める。
褒められると頑張る。
頑張った男はそのうち大物(?)となる。
彼氏が大物になると玉の輿になる彼女。
そして、可愛くおねだりする彼女に、男は貢ぎ続ける。
モテる女とは、かくも、玉の輿になる運命なのか。
ツンクに乾杯
秋も深まれば、寒さも増してくるというもの。
ついでに乾燥も5割り増しなのか、顔を中心に肌がパリパリ。
体中に塗るローションとパックで、ようやく潤いが戻ってきたみたい。
体の表面は潤ったけど、今は心が乾燥気味。
なんたって息子ジョーと今夜は別離なんだもの。
うう。黄色いハンカチならぬ、ジョーのパンツを今日は干して寝ますかな。
でも今日は電話なんてしてやらない。
純情乙女の心を踏みにじった罰なのだ。
ソフトバンクの無料時間帯に入ったって、メールもしないさ。
何があったかと言うと、
ジョーがある女優を私より優先(?)したのである。
何をタレントと自分を比較してんだと石を投げないでほしい。
そりゃ私にだって、好きな芸能人の1人や2人はいるよ?
だからただの憧れであって本気じゃないのなんて、弁解なんてなくたって理解してるよ。
でも可愛い彼女が、
「帰っちゃ嫌、イヤ〜。」ってかわいく胸に頭を埋めて、ふるふるしてたってーのに、
「あ、あおいだ。かわいい〜。」
は、ないでしょうよ!?
確かにあおいは可愛いよ、今回の資生堂のCM脱いじゃったよ。
そ、れ、でも。
最愛の彼女が、引き止めてるシーンよ。
ラブストーリーならここは胸キュンなところだって、相場は決まってるのよ。
長い漫画だったら号泣場所。
だったら普通、ごめんね?なんて言いながら、
優しく頭をなでたりとかkissを泣きながら交わすべきでしょ?(少女漫画読み過ぎか)
乙女モードにどっぷり浸かってた私は大打撃。
普段なら「かわいいね、で、私は?」なんて便乗するくらい神経太いけどさ。
思わず一緒にいたいのを忘れて、追い出すように帰してやったわよ。
はっ!
シングルベッドのつんくに金一封〜〜。
M捜査員の憂鬱2
「Mがな、気づいてるみたいやねん。」
突然の電話に突然のスキャンダル発覚。
思わず「ひぃいい」と悲鳴を上げる。
何がバレないように生活しているだ、実家暮らしで離れた場所に住んでいるMでさえ気づいているのだ。
近くに住んでいる大学の奴らにバレてない訳がない。
何?コレ。。
忍恋終わりですか?
グルグル頭の中で考えていると、ジョーもパニックているらしい。
早口で捲し立てる。
「なんかMのやつ、俺に『研究室内同士で付き合うってどう思う?』って聞いてくんねん。」
「まぁいいんじゃない?って俺は答えたねんけど。」
「そろそろ本当のこと言えとか言うねん。」
あらら。
それは御愁傷様。
いけない、とは思いつつ自分のことなのに他人事な私。
それで、それで?
と、聞いていくと、
どうやらM捜査官の中で私とジョーはもう付き合っていることは確定みたい。
しかも二人が付き合っているっていう理由が面白いの。
なんでもM捜査官が言うには、
?ジョーと紫乃が朝来る時間が一緒
?最近ジョーはチャリ通ではない
?紫乃のジョーを見る目が異性を見る目になっている
?紫乃の匂いがジョーから香ってくる
このいくつかの理由からM捜査官は、私たちを疑ってかかってる訳。
でもさ、『ジョーと私が朝来る時間が一緒』や『最近ジョーはチャリ通ではない』はまぁまぁな理由になるとしても、
あとの二つってどうよ?
『紫乃のジョーを見る目が異性を見る目になっている』なんて、小学生や中学生の恋じゃあるまいし、
この年になって「好きな人来たぁ、キャー」なんてなったりしないから。
それに大学と家とでは、あからさまに態度も顔も違うからね。
今流行(?)の“ツンデレ”状態? うふ
それと最後の『紫乃の匂いがジョーから香ってくる』ってのも笑える。
さすがに私も気になってジョーに突っ込みを入れたんだけどさ。
M捜査員ったら、
「朝から抱いて来ている。」から匂いがジョーに移ったんだと言ってるみたいなの。
さすが年頃(?)の男の子だよね。
普通“抱いて”匂いが移るなんて考える?
しかも最近憂鬱なんだとか。
まさか私がジョーを盗ったからとか、言わないわよね?
もうM氏、捜査官どころかジョーの古女房みたい。
さしずめ私は古女房から旦那(ジョー)を奪おうとする浮気相手ってところかしら。
1ヶ月前のM氏の台詞「泥棒猫」ってフレーズが、思わず頭をよぎったわ。
ふん。
もう旦那の心は、貴女のとろこにはなくってよ!
若くてピチピチ(?)でモデルの●●激似の私が好きなんだって言ってたものぉ
妙な妄想で、ほくそ笑んでいる私を知ってか知らずか、ジョーは
「Mだけじゃなくて、里井くんにもバレてるみたい。」と、私の妄想に泥を塗る。
何さ、皆でこそこそ私たちのこと噂して。
男ならぁ、どーーんと証拠を突きつけんかい!!
とは思ったものの、実際に証拠を突きつけられたら、
証拠を壊すなりして頑張って隠そうとする、往生際の悪い女になってしまいそう。
女は去り際がサラっとしてるほどいい女だと私は思ってる。
椿の花が枯れてシワシワになってしまう前に、
首から自分で落ちる姿が、なんとも切なくて優美で艶やかさを感じる元だもの。
私もシワシワでグチャグチャな醜い言い訳が出る前に、発表してしまった方がいいのかしら?
それでも美しさを長く強く保っているコスモスに憧れるのは、女として間違ってはいないわよね。
M捜査員の憂鬱1
更新滞ってしまいました。
実に来てくれた方々、ごめんなさいです。
実はいろいろと立て込んだピンチ&バイトが入っててね。
いや、言い訳はこれ以上無用。
さっそく最近の出来事について順に話していこうと思います。
久本が研究室の奴らをマけたようで、二人で学食ランチ。
久本はカツカレー、私は竜田揚げ丼を頼みゆっくりおしゃべり。
当然恋多き久本、二人になると饒舌になるのかペラペラと自分の恋愛話や他人の噂を話し始めた。
ふん、ふんと聞いていると久本。
「そういえば紫乃、あんたジョーくんと付き合ってるんか?って聞かれたんだけど。」
無表情で、なんで?と答えてしまったよ。
ここは「そんなわけないわ〜〜。」と流すとこだったのに。
けどさすが久本というか、
私の応対なんか気にせず、さっさとそのわけを話してくれる。
…どうやら、先日のスーパー事件(11/30:昨夜の決戦)のとき、
みられてないと思っていたのは私だけで、
相手側からすれば、バッチリ私も目撃されていたようだ。
でも後半の作戦のおかげで、車に乗り込むところまでは見られていなかったらしく、あくまで『怪しい二人』レベルらしい。
絶対見られてないと確信していたので、正直焦った。
何がジョー軍曹だ、軍曹どころか3等兵である。
一番最初に地雷原か牛激戦の嵐で、遣られてしまうタイプじゃないか。
一応否定だけして、それ以上は言わなかった。
もっと「あの時はこうだった」とたくさん言い訳をしたかったが、それでボロを出しても、元の木阿弥だ。
ここはグッと我慢して、久本の話の聞き役に回る。
はぁ、全く
どこでどいつが見ているかわからないものね、、、
ちょっとナーバス。
さすがに二人での外出は、控えなければならなくなってきたみたい。
そのことをジョーに話せばジョーったら、
話を笑い飛ばす、飛ばす。
いや、そんな豪快(?)で大胆不敵な感じが好みなんだけどね。
とりあえず、ちょっと自粛を考えていた矢先。
ジョーのロレツが回りきっていないくらいの勢いで電話をかけてきた
「M(研究室のmen。ジョーの一番の友達)がな、気づいてるみたいやねん。」
(続く)
苦しい現状、2倍。
いつも健康体そのものの紫乃。
酒を焼酎ビンごとラッパしても平気だし、風邪で学校を休んだのは小学校1度だけ。
どんなに大食いファイトしても、朝からステーキ食べても腹を壊すことなんてなかった。
生理だって、ほとんど順調。
始まってからずいぶんと年をとったけど、1度しか乱れたらしい、乱れはない。
睡眠だって、食事だって十分じゃなくたって、徹夜明けだろうが何のその。
毎日を楽しくかつ、ハイテンションに過ごしてきた。
のに。
なのに、、、
私、膀胱炎になったみたいなの。。。
トイレに何度行っても残尿感はあるし、
なんだかズキズキ下腹部あたりが痛い。
それに、出したあとには尿道を突き抜ける『ツーン』とした痛みが。
毎日をただただゆっくりと自分なりのペースで生きてきて、
多分そんなに他人に迷惑なんてかけてないのに。
くぅ。。。
神様は私の怠慢な生活を見ていたというのですか?
とりあえず、暖かい布団の中で、寝起き眼に考えてきた私。
今日は朝から早く大学へ行かなければならないらしいジョーが、何やら話しかけてくる。
「ねぇ紫乃ちゃん。今日早く行かなきゃいけないんだけど。」
どうやら私に早く起きろと言いたいらしい。
ちゃんと起こさないと、後でうるさく言われるということを学習したらしい。
えらいえらい。
が、私は膀胱炎なのだ。
朝から大学なんて悠長に通ってる場合じゃない。
この残尿感と戦いながら、野郎どもに笑顔を振りまくなんて、さすがに無理だ。
とりあえず急いでるようなので、今日はまず病院に行くことを伝えると、ジョーが妙にあわて始めた。
「どうして、どうして紫乃ちゃん。。 まさか、、、妊娠!?」
覚悟が、覚悟が! とどうにもうるさい。
こちとら、さっさとジョーが学校に行ってくれりゃあ、トイレにすぐにでも駆け込みたいのだ。
でもそこは乙女な私。
長らくトイレに入るなんて行為、見られたいわけがない。
違うよと否定だけして不貞寝に入るが、刑事と化したジョー、
「どうしたの?」「痛い?」「本当のこといってよ」激しく追及。
正直眠たいし、膀胱ギュってなるしで、お腹いっぱい。
どんなに聞かれたって、「膀胱炎みたいなの」なんて言う気もさらさらない。
放って置いてほしいのである。
「もう、いいの。」「なんで?何で痛いの?子供?」
「違う」「じゃあ何?」
「ヂじゃ!」「嘘やぁ」
「じゃ、妊娠。」「本当のこと言ってよ。」
「ならヂ。」「もーー。」
結局そんなやりとりを5分くらい続けて、ジョー刑事の尋問は終わった。
心配してくれるのはうれしいけどね、やれやれ。
ふーっとため息。
そういえば、幼稚園の頃もこんな思いをしたような記憶がある。
あの時も、尿道にツーンとした痛みと、妙な残尿感に悩まされたもんだ。
なぜ痛いかを考えた挙句、たどり着いた結論は
自転車をこぎすぎで、股が擦れて痛い
ということにした気がする。
確かにほっといたら2,3日で、尿道の痛みはとれて直っていたような。。。
ま、幼い私が『膀胱炎』なんて病名知るわけもないからね。
知ってても今みたいに、ママに相談なんてできてたとは思わないけど。
***
が、今回はさすがに痛すぎる。
我慢ができそうにない。
尿道の暗い道に迷い込まされたようだ。
何度トイレに行ってがんばってみても、続く残尿感。
リフレインだ。
けれど診察は、女医じゃないと恥ずかしい。
ということで、まずは血尿石までなったことのある膀胱炎のエキスパート・ママに助けを求めてみる。
すると、膀胱炎用の薬が薬局で売っているというではないか。
これは私にとって朗報だった。
女医を探すのもなかなか面倒だし、男性の医者なんかに診察もされたくない。
だったら、初めから薬のみに頼ればいいのだ。
尿道の暗い、暗い道に、一筋の光が差してきた。
痛いお腹を抱え、残尿感と死闘しながら薬局へ向かう。
たった15分の道のりでも、もう膀胱は破裂寸前だと叫ぶので、大変だ。
はふ、はふ。。。
***
一応、パンツに黄色いシミをつけることなく帰宅。
早速飲んで、大学へ直行。
行ってすぐに、トイレと実験室の報復に追われてしまう。
飲んで時間がどんどん経っても、なかなかどうして、治る気配はない。
それになんだかジョーも怒っているようだ。
我って無。
全く膀胱炎のせいで、今日は散々である。
あの小さな穴が、こんなにも私を苦しめるなんて、昨日の私が露ほどにも思うだろうか?
苦しい現状。
だが、膀胱炎の方は、もう少し様子を見てみようと思う。
膀胱炎エキスパート・ママが言うには、大量に水を飲めば案外治ったりするらしいし。
まずは帰ったら、
珍しく怒っているジョーのご機嫌でも取りに行こうかと思う。
天国の蟻
『アルフ』ってご存知かしら?
昔NHKで所ジョージが声優してた、ぬいぐるみの宇宙人のお話。
シュールな笑いとほのぼのとした展開、それにちょっとかわいいアルフに私は夢中だったわ。
中でも覚えているお話があるんだけど、ある日宇宙人で居候のアルフがパパに言うの。
「僕も犬がほしい」って。
でもパパは駄目だと答えるわけ。
多分すぐ飽きちゃうし、これ以上の居候?は増やしたくないと思ったんだろうね。
だから犬の代わりにアルフに蟻を与えるの。
最近は雑貨屋さんにもよく売ってる、蟻がゼリーを食べて巣を作るっていうあれ。
最初は不満ながらも、お菓子を与えれば反応して出てくるアリ達にだんだん愛着が湧いてきたアルフ。
毎日観察して、一匹一匹に名前をつけ始めるくらいはまってた。
蟻とアルフは毎日楽しく暮らしてたけれど、別れは突然やってくる。
ある日、アルフがどこかで遊んで帰ってくると、なんと蟻たちは全滅。
どうやら直射日光に長時間、巣ごと当たっていたせいで蟻たちが死んでしまったらしい。
アルフは大泣き。
自分が蟻たちを放っておいたせいで巣が壊滅してしまった、、、と命の大切さを学んだと言うお話。
それを見た少女紫乃は、それはもうショックを受けたわ。
だって、いつも「蟻さん」とか言いながら潰したり、
葉っぱに丸めて食べてみたり、巣にコーラや辛子を練り込んでみたりと悪行三昧を繰り返してきたアリに対して、
大好きなアルフが蟻で命の大切さを知っているんですもの。
ちょっと反省したとともに、あのアリの巣キットをママに強請ったわ。。。(そっちかい)
と、まぁ幼い頃の私は、記憶の中にはアルフとともに、アリの記憶があったりするんだけど。
しかし、なんでこんなに今日は蟻の話をしたかっていうと、
このアリの思い出を一気に薄っぺらいものにする事件が起こったのよ。
***
事件は、私たちの知らない処で起こっていた。
毎日のように泊まりにいくジョーの家、彼の家は3階にも関わらず、よくアリが出没する。
3階なのに??と、ここで普通は疑問視する物なのだろうが、皮肉にもここは山。
ジョーの家の階段や廊下には、クモの巣が人間を捕まえるんじゃないか?くらいに張られていたり、見たこともない不思議な虫がようよう這っていたし。
この前の台風が来た時なんか、玄関を開けた瞬間、蛇がチロチロと舌を出して私を真正面で迎えてくれたりして。
もう私の感覚としては「3階にアリくらい…。」の勢いだったのだ。
さらに言わせてもらえば、アリにも活動時間があるらしく、私がお邪魔する時間帯(夜)にはあまり出没はしなかったことから、私が事件を軽視していた理由にも挙げられる。
しかし山で育った紫乃とは違い、都会で生まれ育ったジョーは、やはり3階にアリが出るのはオカしいと思ったのだろう。
注意深く彼らの様子を観察していたようだ。
それが興を成したのか、ようやくホシ(アリ)の居場所を特定したと、ジョー捜査員から連絡が入った。
そう、この電話が私を事件へと導くキッカケとなる。
***
「今日、今日、アリの巣が見つかったで!。」興奮冷めあらぬ口調でまくし立てるジョー。
で?と聞き返しても、「まだ言えない」と会うまで教えてくれなかった。
この男、どれだけ伸ばす気だ?と思いつつも、合えば話をアリに戻してやる。
すると電話で勿体つけただけではなく、逆に質問をし始めた。
「どこにあったと思う?」
「さぁ、家の前の階段のとこ?」
「違うわ。」
「じゃあ家の外に置いてある靴箱の中?」
「違う。」
「あいつら(アリ)な、
俺の炊飯器に住み着いとんねん!!!」
一瞬、顔がはにわになる。
言っている意味わからないんですけど??
「なんかな、1時間くらいアリをプチプチ潰してたねんけど、なんか炊飯器のディスプレイの隙間からあいつら出てくんねん。」
「でな、いっつもご飯を炊いたときに出てくることは、前々からわかってたねん。やっと理由がわかったわ。」
確かに、“炊飯” “メニュー” “保温”のところには、小さな小さな隙間があった。
まさかそんなところに住むとは…。
想定外にもほどがある、堀江門もびっくりだ。
ジョーの言う通り、ご飯後に何度かアリの行進は見ていたが、まさか炊飯器を炊くのを合図にして餌集めをしていたなんて。
パブロフの犬ならぬ、パブロフのアリである。
しかし、疑問が残る。
炊飯器はお米を炊くほどの熱を発生させるのだ、多分100度はあるだろう。
そんな中に住んでいてアリたちは平気なのだろうか?
そのことをジョーに伝えると、「あいつら、基盤かなんかの熱があんまし来へんとこに住んどんちゃうん?」と最もらしく答える。
うん、そんな気もする。
「やからな、あいつら俺の炊飯器で冬を超すつもりやねん。保温はあかん!保温は。」
確かに。
冬場で数を減らすはずなのに、保温なんてあの炊飯器でしようものなら、アリの巣は暖まり、かなりいい環境で春まで過ごすことになるだろう。
なんというか、かなりいい場所に巣を作ったものである。
定期的に暖房は入るし(保温や炊飯)、暖まってくれば餌が手に入るし、、、しかも炊飯器となれば、持ち運びまでしてもらえる。
キャンピングカーをも超えるよ。
早く買い替えろよとも思ったが、別段アリが米の中に入っていたりすることはないし、お金も私を養う(ん?)ために勿体ないので、しばらくはこのままなんだそうだ。
しかし、よく考えれば、
あのアルフの放送以来、ずっと憧れてきたアリの巣キットが一応は手に入ったことになる。(アリの巣の全貌は見えないが)
しばらくはこのまま観察するのもいいだろう。
そして炊飯器アリの巣キットが飽きたら、本物のアリの巣キットに移し替えるのだ。
もしその時がやってきたら、またこのブログでその全貌を書き留めておこうと思う。